上司が怖くて退職を言い出せない…辞めたいと言えないときの対処法と選択肢

退職の悩み・不安

「仕事を辞めたい。でも、上司に言うのが怖い」

退職したい気持ちは固まっているのに、上司の顔を思い浮かべるだけで言葉が出なくなることもありますよね。

「怒られるかもしれない」
「人手不足なのに辞めるなんて言ったら責められそう」
「強く引き止められたら断れない」
「退職を伝えたあと、会社に行くのが気まずい」

そんなことを考えているうちに、今日も言えなかった……という人もいるでしょう。

特に、普段から上司の言い方がきつかったり、機嫌をうかがいながら仕事をしていたりすると、退職のような大きな話を切り出すのは簡単ではありません。

ただ、「上司が怖くて言えない」という状態でも、取れる方法はひとつではありません。

まずは自分で伝えやすくする準備をする方法がありますし、直属の上司以外へ相談する方法もあります。

職場でハラスメントなどの問題が起きているなら、社外の相談窓口を利用することも考えられます。

そして、退職する意思は固まっているものの、自分で会社とやり取りすることがどうしても難しい場合には、退職代行も選択肢のひとつです。

この記事では、いきなり退職代行をおすすめするのではなく、

「まず自分でできることはある?」
「上司には何と言えばいい?」
「怒られたり引き止められたりしたら?」
「それでも言えないときはどうする?」

という順番で、ひとつずつ整理していきます。

今の自分ならどの方法を取れそうか考えながら読んでみてください。

上司が怖くて退職を言えないときの「まず整理したい4つのこと」図解

  1. 上司が怖くて退職を言い出せないのはなぜ?
    1. 怒られたり責められたりしそうで怖い
    2. 引き止められそうで言い出せない
    3. 人手不足で周りに迷惑をかけそう
    4. 「辞めたい」と伝えたあとの出勤が気まずい・怖い
  2. 上司が怖くて退職を言い出せないときに、まずできること
    1. 退職したい気持ちと希望時期を整理する
    2. 上司に伝える内容をあらかじめ決めておく
    3. 上司以外の人事・相談窓口に相談できないか確認する
    4. 一人で抱えず、信頼できる人に話してみる
  3. 自分で退職を伝えるなら何と言えばいい?
    1. 長く説明しすぎず退職の意思を簡潔に伝える
    2. 引き止められたときの返答も決めておく
    3. 対面で話すのが怖い場合は会社のルールや相談先を確認する
  4. 「辞めたいと言ったら怒られそう・引き止められそう」と不安なときは?
    1. 上司を納得させることだけを目的にしない
    2. 強く引き止められたときは一度その場を離れる選択肢も考える
    3. 暴言・ハラスメントなど別の問題がある場合は相談先を利用する
  5. 退職について知っておきたい基本的なルール
    1. 期間の定めがない雇用の場合
    2. 契約期間が決まっている場合は扱いが異なることがある
  6. 上司が怖いだけでなく職場トラブルがある場合は相談先も検討する
    1. 会社の人事・社内相談窓口
    2. 総合労働相談コーナーなどの公的な相談窓口
    3. 心身のつらさが強い場合は無理を重ねない
  7. それでも自分で退職を伝えるのが難しいときの選択肢
    1. 上司以外の担当者へ相談する
    2. 外部の相談窓口を利用する
    3. 退職代行を利用する方法もある
  8. 退職代行はどんなときに検討する?
    1. 料金だけでなく「何をしてほしいか」を考える
    2. 「希望を伝えられる」と「結果が保証される」は分けて考える
  9. 女性向け退職代行を探すなら「わたしNEXT」も選択肢のひとつ
  10. 金・デメリットも確認しておこう
  11. 上司が怖くて退職を言い出せない人によくある疑問
    1. 退職を伝えたら怒られそうで怖いときは?
    2. 引き止められたら退職できない?
    3. 退職を伝えたあと会社へ行くのが怖い場合は?
    4. 退職代行を使えば会社から絶対に連絡されない?
    5. 今日どうしても上司に言えなかったら?
  12. まとめ|上司が怖くて言えないときは、一人で抱えず選択肢を整理しよう

上司が怖くて退職を言い出せないのはなぜ?

「辞めたいなら、退職しますと言えばいい」

言葉だけにすると簡単ですが、実際の職場ではそう簡単に割り切れないこともあります。

まずは「自分は何が怖くて言えないのだろう」と整理してみましょう。

単純に退職の話をすること自体が苦手なのか、それとも上司との関係そのものに強い不安があるのか。

同じ「言えない」でも、理由によって取れる対処方法は少し変わってきます。

怒られたり責められたりしそうで怖い

普段から上司の口調が強かったり、ミスをすると大声で叱られたりする職場では、退職を切り出すこと自体が怖くなることがあります。

「なんで今なんだ」
「無責任じゃないか」
「そんな理由で辞めるのか」

そんな言葉を想像すると、話を切り出す前から緊張してしまいますよね。

これまで上司の機嫌をうかがいながら仕事をしてきた人ほど、退職のような大きな話をするときに強い負担を感じやすくなります。

この場合、「退職理由を完璧に説明できるようにする」ことよりも、まずは自分の意思をどこまで簡潔に伝えられるかを考えてみる方がよいでしょう。

引き止められそうで言い出せない

退職を伝えたら、

「今辞められると困る」
「もう少し頑張ってみない?」
「次の人が決まるまで待って」
「今まで面倒を見てきたのに」

などと言われるのではないか。

そんな不安から、退職を言い出せないこともあります。

特に、人から強く言われると断るのが苦手な人は、「退職したいと伝えても結局丸め込まれてしまうかも」と考えてしまいますよね。

その場合は、退職を伝える言葉だけではなく、引き止められたときの返答まで先に決めておくと少し話しやすくなります。

人手不足で周りに迷惑をかけそう

職場が人手不足だと、

「私まで辞めたら残った人が大変になる」
「同僚に迷惑をかける」
「忙しい時期が終わるまで待った方がいいのかな」

と考えてしまうこともあります。

一緒に働いてきた人との関係が悪くないほど、申し訳なさを感じるのは自然なことです。

ただ、人手不足への責任まで一人で背負ってしまうと、自分が退職したい理由をずっと後回しにすることにもなります。

周りへの配慮を持つことと、自分が今後もその職場で働き続けるかどうかは、分けて考えてみてもよいでしょう。

「人手不足だから辞めてはいけない」と自分だけで決めつけず、まず自分の希望を整理することが大切です。

「辞めたい」と伝えたあとの出勤が気まずい・怖い

退職を切り出す瞬間よりも、その後の方が怖いという人もいます。

「明日からどんな顔で出勤すればいいの?」
「上司の態度が変わったらどうしよう」
「同僚にも退職することが知られるのかな」
「退職日まで気まずい空気の中で働くの?」

こう考えると、「今日言うのはやめておこう」と先延ばしにしたくなります。

この場合は、退職を伝えることだけでなく、

  • 退職希望日はいつか
  • 次の出勤日はいつか
  • 有給休暇が残っているか
  • 引き継ぎはどのくらい必要になりそうか

など、その後のことまで少し整理しておくと不安を分解しやすくなります。

漠然と「全部怖い」と感じている状態から、ひとつずつ確認できる状態にしていくイメージです。

上司が怖くて退職を言い出せないときに、まずできること

「今日こそ言わなければ」

そう思えば思うほど、会社へ行くのが怖くなることもあります。

そんなときは、いきなり上司のところへ行かなくても大丈夫です。

まずは自分の考えを整理して、退職について話すための準備をしてみましょう。

退職したい気持ちと希望時期を整理する

最初に考えてみたいのは、

「私は本当に会社を辞めたいのか」
「それとも、今の部署や上司から離れたいのか」

ということです。

たとえば仕事内容そのものには不満がなく、上司との関係だけがつらいのであれば、異動など別の方法を相談できる場合もあります。

一方で、

「もう退職する意思は変わらない」
「この会社で働き続けるつもりはない」

という状態なら、その気持ちを自分の中ではっきりさせておきましょう。

そのうえで、

  • いつごろ退職したいのか
  • 次の出勤をどうしたいのか
  • 有給休暇は残っているか
  • 引き継げる仕事は何か
  • 会社から借りているものはあるか

などを書き出してみると、頭の中を整理しやすくなります。

すべてを完璧に決める必要はありません。

「今の時点で自分がどうしたいのか」を言葉にできるだけでも、次の行動を考えやすくなります。

上司に伝える内容をあらかじめ決めておく

怖い上司を目の前にして、その場ですべて考えながら話すのは大変です。

あらかじめ最初に伝える言葉を決めておくと、少し切り出しやすくなります。

たとえば、

「退職についてお話ししたいことがあります」

と時間を取ってもらい、

「○月ごろを目安に退職したいと考えています」

というように、まず要点を伝える方法があります。

緊張して頭が真っ白になりそうなら、伝えたい内容をスマートフォンのメモや紙に書いておくのもよいでしょう。

退職理由を聞かれたときにどこまで話すのかも、事前に決めておくと慌てにくくなります。

上司以外の人事・相談窓口に相談できないか確認する

「退職そのものではなく、直属の上司に話すことだけが怖い」という場合もあります。

そのようなときは、人事担当者や社内相談窓口など、上司以外へ相談できないか確認してみましょう。

会社によって退職手続きのルールは異なります。

そのため、就業規則や社内規程を確認したうえで、

「直属の上司にはどうしても話しづらいのですが、どのように手続きを進めればよいでしょうか」

と相談する方法もあります。

上司と一対一で話すことだけを唯一の方法だと思わず、自分の会社で取れる方法を確認してみてください。

一人で抱えず、信頼できる人に話してみる

退職について一人で考え続けていると、

「怒られたらどうしよう」
「辞めさせてもらえなかったら?」
「転職先が決まっていないのに辞めていいのかな」

と、考えることが増えてしまいます。

そんなときは、家族や友人など信頼できる人に話してみるのもひとつです。

「辞めるかどうかを決めてもらう」のではありません。

「私は上司のこういうところが怖い」
「本当は○月までに辞めたい」
「でも言い出せなくて困っている」

と話してみるだけでも、自分が何に困っているのかが見えやすくなることがあります。

「自分で伝える→別の担当者へ相談→外部相談→退職代行」の選択肢整理図

 

自分で退職を伝えるなら何と言えばいい?

上司へ退職を伝えるときに、「相手が納得する完璧な説明」を用意しなければならないと思うと、ますますハードルが高くなります。

まずは話を複雑にしすぎないことを意識してみましょう。

長く説明しすぎず退職の意思を簡潔に伝える

上司が怖いと、

「ちゃんとした理由を説明できないと怒られるかも」

と思ってしまうことがあります。

そのため、

「仕事内容が合わなくて……」
「人間関係も少し……」
「体力的にも……」
「将来のことも考えて……」

と理由をたくさん並べたくなるかもしれません。

でも、説明が増えるほど、それぞれについて「それなら改善する」「部署を変えればいい」と話が広がることもあります。

まずは、自分が退職したいという意思と希望する時期を簡潔に伝えることを意識してみましょう。

「上司を納得させるプレゼンをする」と考えるより、自分の意思を伝える場と考えた方が少し整理しやすくなります。

引き止められたときの返答も決めておく

上司から、

「もう少し考えて」
「今は人が足りない」
「あと3か月だけ待って」

などと言われる可能性が心配なら、返答も先に用意しておきます。

たとえば、

「考えたうえで決めました」
「退職の意思は変わりません」

など、短い言葉を決めておく方法があります。

緊張していると、相手に何か言われるたびに新しい説明をしようとしてしまいがちです。

でも、説明を重ねるほど話が長くなることもあります。

自分の意思が固まっているのであれば、同じ内容を落ち着いて繰り返すこともひとつの方法です。

対面で話すのが怖い場合は会社のルールや相談先を確認する

「上司と二人きりで退職の話をするのはどうしても怖い」

という場合もあるでしょう。

そのようなときは、無理に一対一の対面だけで解決しようとせず、まず会社の就業規則を確認してみましょう。

人事担当者や相談窓口があるなら、退職についてどう進めればよいか聞いてみる方法もあります。

大切なのは、

「怖いけれど、直属の上司と一人で話すしかない」

と最初から選択肢をひとつに絞らないことです。

「辞めたいと言ったら怒られそう・引き止められそう」と不安なときは?

上司が怖い人にとって、「退職します」と伝えるのはかなり勇気がいることです。

だからこそ、上司の反応まで自分でコントロールしようとしすぎないことも大切です。

上司を納得させることだけを目的にしない

退職について話すとき、

「上司が納得する理由を説明しなければ」

と考えてしまう人もいます。

でも、相手を完全に納得させることを目標にすると、

「この理由では弱いかな」
「もっと説得力のある理由が必要かな」

と、いつまでたっても話を切り出せなくなることがあります。

まずは、自分の意思を落ち着いて伝えることを優先してみましょう。

上司がどう受け止めるかと、自分がどうしたいかは分けて考えることも必要です。

強く引き止められたときは一度その場を離れる選択肢も考える

予想以上に強い口調で引き止められると、頭が真っ白になることもあります。

その場で冷静に話すことが難しくなった場合は、無理に一度の会話ですべてを決着させようとせず、落ち着いてから人事担当者など別の窓口へ相談する方法も考えられます。

「今日中に全部解決しなければ」と思うほど、自分を追い込んでしまいます。

話が難しくなったときに次に相談できる人を先に考えておくと、少し気持ちに余裕を持ちやすくなります。

暴言・ハラスメントなど別の問題がある場合は相談先を利用する

「上司が怖い」という言葉の中には、単に話しかけにくいだけではなく、暴言や嫌がらせなどの職場トラブルが含まれていることもあります。

そのような場合は、退職をどう伝えるかだけで解決しようとせず、相談窓口を利用することも考えてみてください。

厚生労働省の「総合労働相談コーナー」では、解雇や雇止め、配置転換、賃下げ、いじめ・嫌がらせ、パワーハラスメントなど、幅広い労働問題について相談を受け付けています。

相談は無料で、プライバシーへの配慮も案内されています。

「退職するかどうか」だけでなく、「今の職場で起きていることを誰かに相談したい」という場合にも、こうした窓口を知っておくとよいでしょう。

退職について知っておきたい基本的なルール

「上司が退職を認めてくれなかったら辞められないのでは?」

と心配になる人もいるでしょう。

ここは不安になりやすいところですが、雇用契約の種類などによって扱いが異なるため、「○日前に言えば誰でも必ず辞められる」と単純化しないことも大切です。

期間の定めがない雇用の場合

期間の定めのない雇用契約について、厚生労働省のモデル就業規則では、労働者はいつでも退職を申し出ることができ、民法の規定により原則として退職の申出から14日を経過すると退職となる旨が説明されています。

一方で、会社側が就業規則で退職手続きについて定めていることもあります。

実際に退職を進める際は、自分の雇用契約と会社の就業規則を確認しておきたいところです。

また、

「14日前に伝えれば、明日から何も連絡せず出勤しなくていい」

という意味ではありません。

「退職日」と「それまでの出勤をどうするか」は分けて考え、自分の場合にどのような手続きが必要か確認しましょう。

契約期間が決まっている場合は扱いが異なることがある

契約社員など、契約期間があらかじめ決められている有期労働契約の場合は、期間の定めがない雇用と同じようには考えない方がよいでしょう。

厚生労働省は、有期労働契約の途中退職について、やむを得ない事由がある場合の扱いや、1年を超える一定の有期労働契約で働き始めてから1年を経過した場合のルールなどを案内しています。

「自分は正社員ではないから辞められない」
「アルバイトならいつでも辞められる」

と雇用形態の名前だけで判断せず、契約内容を確認することが大切です。

分からない場合は、会社以外の相談窓口で確認する方法もあります。

上司が怖いだけでなく職場トラブルがある場合は相談先も検討する

ここまで読んで、

「私の場合は、退職を言い出せないというより、上司の言動そのものが怖いのかもしれない」

と感じた人もいるかもしれません。

その場合は、「退職をどう伝えるか」だけに意識を向けすぎないようにしましょう。

会社の人事・社内相談窓口

会社に人事部やハラスメント相談窓口などが設けられている場合は、直属の上司以外へ相談できることがあります。

相談する場合は、

  • いつ
  • どこで
  • 誰から
  • 何を言われた・された
  • そのとき周囲に誰がいたか

などをメモしておくと、状況を説明しやすくなります。

退職するかどうかがまだ決まっていなくても、職場で困っていることについて相談できる場合があります。

総合労働相談コーナーなどの公的な相談窓口

社内では相談しにくい場合には、公的な相談窓口を利用する方法もあります。

厚生労働省の総合労働相談コーナーでは、労働問題に関する相談や情報提供を行っています。法令違反の疑いがある場合には、権限を持つ担当部署へ取り次ぐ場合があることも案内されています。

「こんなことを相談していいのかな」

と迷っている段階でも、相談先のひとつとして覚えておくとよいでしょう。

心身のつらさが強い場合は無理を重ねない

「上司のことを考えると眠れない」
「会社へ行く前になると強い不安を感じる」
「仕事のことが頭から離れない」

など、仕事の悩みが心身に強く影響している場合は、退職を上手に伝えることだけを優先しすぎないでください。

厚生労働省の「こころの耳」では、働く人やその家族などを対象とした電話・SNS・メール相談が案内されています。

必要に応じて医療機関など専門家へ相談することも選択肢になります。

退職を伝えることより、まず自分の状態について相談した方がよい場合もあります。

それでも自分で退職を伝えるのが難しいときの選択肢

ここまでいろいろな方法を見てきましたが、

「準備しても、やっぱり上司と話すのは無理そう」
「退職する気持ちは変わらないけれど、自分から電話することすら怖い」

という人もいるでしょう。

そんなときは、

自分で上司へ直接伝えることだけが唯一の方法

と思い込まず、ほかの選択肢も整理してみましょう。

上司以外の担当者へ相談する

直属の上司だけが問題なのであれば、人事担当者など別の人へ相談する方法があります。

「退職したいのですが、直属の上司と直接話すことに強い不安があります」

と事情を伝え、どのように手続きを進めればよいか確認してみます。

これで進められるのであれば、外部サービスを利用せずに済む場合もあります。

外部の相談窓口を利用する

ハラスメントや労働条件などの問題も絡んでいる場合は、総合労働相談コーナーなど外部の相談窓口を利用する方法があります。

特に、

「これは単なる人間関係の問題なの?」
「会社の対応に問題はないの?」
「どこへ相談すればいいか分からない」

という段階では、問題を整理するために相談する方法もあります。

退職代行を利用する方法もある

そして、

「退職する意思はもう決まっている」
「でも、自分から勤務先へ退職を伝えることがどうしても難しい」

という場合には、退職代行を利用する方法もあります。

退職代行は、本人に代わって勤務先へ退職の意思などを伝えるサービスです。

上司との直接のやり取りに強い負担を感じている人にとっては、検討できる選択肢のひとつです。

ただし、ここで気をつけたいのが、

退職代行ならどこを選んでも同じ、というわけではない

ということです。

運営主体や料金、サービス内容、対応できる範囲などには違いがあります。

「もう会社と話したくないから、とにかく今すぐ申し込もう」と焦って決めるのではなく、自分が何を依頼したいのかを整理してから確認することが大切です。

自分で退職を伝えるのが難しいときの「退職代行を検討する前のチェックポイント」図解

退職代行はどんなときに検討する?

退職代行は、退職を考えた人全員に必要なサービスではありません。

自分で退職を伝えられそうなら、会社の通常の手続きに沿って進める方法があります。

上司と話すのが難しくても、人事担当者など別の窓口への相談で進められる場合もあるでしょう。

一方で、

  • 退職する意思は固まっているのに、怖くてどうしても伝えられない
  • 上司との直接のやり取りに強い負担を感じている
  • 何度も退職を言おうとしているのに切り出せない
  • 退職について会社へ連絡すること自体に強い抵抗がある

といった場合には、退職代行を選択肢に入れて考えることができます。

料金だけでなく「何をしてほしいか」を考える

退職代行を比較するときは、つい料金に目が行きがちです。

でも、その前に、

「自分は退職代行に何をしてほしいのか」

を整理してみてください。

たとえば、

「退職の意思を勤務先へ伝えてほしい」
「次の出勤について確認したい」
「会社から自分へ連絡しないよう希望を伝えてほしい」
「有給について希望を伝えたい」

など、人によって気になっていることは違います。

そのうえで、自分が希望する内容がサービスの対応範囲に入っているかを確認すると選びやすくなります。

「希望を伝えられる」と「結果が保証される」は分けて考える

退職代行を利用するときに特に注意したいポイントです。

たとえば、

「会社から本人へ連絡しないでほしい」
「この日までに辞めたい」
「有給を使いたい」

という希望があったとしても、

希望を勤務先へ伝えることと、希望どおりの結果になることが保証されることは同じではありません。

サービスを検討するときは、

「どんな希望を伝えてもらえるのか」
「どこまで対応してもらえるのか」

を確認しておきましょう。

女性向け退職代行を探すなら「わたしNEXT」も選択肢のひとつ

退職代行を調べ始めると、いろいろなサービスが出てきます。

その中で、

「できれば女性向けのサービスに相談したい」
「退職について女性向けに展開しているところを探したい」

という人もいるでしょう。

女性向け退職代行として展開されているサービスのひとつが「わたしNEXT」です。

公式サイトでは女性向けの退職代行として案内され、LINEによる無料相談を24時間受け付けているとしています。

そのため、

「上司が怖くて退職を言い出せない」
「自分の場合でも利用できるのか知りたい」
「次の出勤についてどう考えればいいか確認したい」

という場合は、まず自分の状況を伝え、対応可能な内容を確認してから利用するか判断する方法があります。

ここで大切なのは、女性向けだからという理由だけですぐ申し込まないことです。

公式サイトには「即日退職可能」「退職成功率100%」などの表現も掲載されていますが、これらは公式側が掲げている訴求として捉え、自分のケースでも希望どおりの結果が必ず保証されると考えない方がよいでしょう。

雇用契約や希望する退職時期、勤務先との状況は人それぞれ違います。

自分の場合に、

「いつ勤務先へ連絡してもらえるのか」
「希望する退職時期についてどう対応するのか」
「会社から本人へ連絡が来た場合はどうするのか」

などを相談時に確認しておくと判断しやすくなります。

金・デメリットも確認しておこう

上司と直接話すことが怖いと、

「代わりに会社へ連絡してくれるなら、すぐお願いしたい」

と思うかもしれません。

明日の出勤を考えるだけでもつらい状況なら、なおさら焦ってしまいますよね。

ただ、退職代行には費用もかかります。

利用してから、

「思っていた対応と違った」
「ここまでやってもらえると思っていた」

とならないためにも、申し込み前にサービス内容を確認しておきたいところです。

わたしNEXTについても、

  • どのような口コミ・評判があるのか
  • 料金はいくらかかるのか
  • 基本料金以外に確認する費用はあるのか
  • どこまで対応してもらえるのか
  • デメリットや利用前の注意点は何か
  • 後払いにはどのような条件があるのか
  • 返金保証にはどのような条件があるのか

といった点まで確認すると、自分に合っているか判断しやすくなります。

当ブログでは、

「わたしNEXTの口コミ・評判は?料金やデメリット・利用前の注意点を調査」

で、口コミだけでなく料金や注意点までまとめています。

「退職代行を利用するかまだ迷っている」
「わたしNEXTが自分に合うのか判断したい」

という方は、申し込む前の判断材料として確認してみてください。

 

上司が怖くて退職を言い出せない人によくある疑問

最後に、「辞めたいけれど言えない」という人が特に気になりやすいことを整理します。

退職を伝えたら怒られそうで怖いときは?

まずは、退職理由を長く説明することより、伝える内容を事前に整理しておきましょう。

「何を言われても完璧に答えなければ」と考える必要はありません。

直属の上司とのやり取りそのものに強い不安がある場合は、人事など別の担当者へ相談できないか確認する方法もあります。

また、暴言やハラスメントなど別の問題がある場合は、公的な相談窓口を利用することも検討してください。

引き止められたら退職できない?

期間の定めのない雇用契約については、会社が同意しなければ一切退職できないというものではありません。厚生労働省のモデル就業規則でも、民法627条に基づく退職について説明されています。

ただし、有期労働契約などでは確認すべき点が異なります。

自分の雇用契約や就業規則を確認し、分からない場合は公的な相談窓口などで確認する方法もあります。

退職を伝えたあと会社へ行くのが怖い場合は?

ここは「退職を伝えた=翌日から必ず出社しなくてよい」と考えないようにしましょう。

退職日までの勤務、有給休暇、会社との調整など、自分の状況によって確認すべきことがあります。

「退職は伝えられそうだけれど、その後の出勤が怖い」という場合は、退職を伝える際に今後の勤務についても確認しておくことが大切です。

退職代行を使えば会社から絶対に連絡されない?

「退職代行を使えば、会社から本人へ絶対に連絡が来ない」とは言い切れません。

退職代行側から勤務先へ、本人への直接連絡を控えてほしいという希望を伝えるケースはあります。

ただし、会社側の行動そのものまで完全にコントロールできるわけではありません。

「上司から電話が来るのが怖い」という人は、本人への連絡についてどのように対応しているのか、利用前に確認しておくとよいでしょう。

今日どうしても上司に言えなかったら?

「今日こそ言おうと思ったのに、また言えなかった」

そんな日もあると思います。

その場合は、ただ翌日に持ち越すのではなく、

「何が怖くて言えなかったのか」
「自分で伝えるなら何を準備するか」
「上司以外に相談できる人はいないか」
「自分だけでは難しいなら、どんな別の方法があるか」

をひとつだけでも整理してみてください。

「言えなかった」で終わらず、次に取れる行動をひとつ決めるだけでも前に進みやすくなります。

まとめ|上司が怖くて言えないときは、一人で抱えず選択肢を整理しよう

上司が怖くて退職を言い出せないと、

「自分が我慢するしかない」
「怖くても直接言わなければいけない」

と考えてしまうことがあります。

でも、まずは退職したい気持ちや希望時期を整理し、伝える内容を準備するところから始められます。

直属の上司に話すことが難しければ、人事や社内の相談窓口へ相談できないか確認する方法もあります。

職場でハラスメントなど別の問題が起きているなら、公的な相談窓口を利用する選択肢もあります。

そして、

「退職する意思は決まっている。でも、自分で会社とやり取りすることがどうしても難しい」

という場合には、退職代行も選択肢のひとつです。

大切なのは、

「怖いけれど我慢する」か「すぐ退職代行を使う」かの二択にしないこと。

まずは、自分が何を怖いと感じていて、何なら自分でできそうなのかを整理してみてください。

そのうえで、自分で進める、人事などへ相談する、公的な窓口を利用する、退職代行を検討する、といった選択肢から今の自分に合う方法を考えていけばよいでしょう。

わたしNEXTが気になった場合も、「女性向けだから」という理由だけで決めず、口コミ・料金・デメリット・対応範囲などを確認してから判断することをおすすめします。

焦って決めるのではなく、自分が納得できる方法で退職に向けた一歩を選ぶことが大切です。

 

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